2012年7月27日(金)〜31日(火)
午前11時〜午後7時
日本の漆の歴史は古く、縄文時代から使われました。
仏教とともに大きな発展を遂げ、
茶の湯とともに茶人たちに愛されました。
小文字の「japan」には「漆」「漆器」という意味があるほどです。
日本の食器の主流は漆器でした。
それが陶磁器と出会い「取り合わせの妙」を、
楽しむようになったと思われます。
旬の食材を肴に徳利を傾け、盃をとる。
それらを抱擁するかのような盆がかかせません。
茶の湯の世界では、お盆を使った盆点前があります。
正座せずとも点前ができるなど、
気軽に茶を楽しむのに一役買います。
お干菓子などを盛り付けて、
とり回されるのには美しい塗りの干菓子盆が、粋な演出をします。
茶懐石のとき、配膳されたお盆には、
次から次へと献立が運ばれてきます。
お盆はと言えば、最初から最後まで定位置にあります。
飽きのこない気品ある盆が器と料理を際立ててくれます。
「日常の生活に雅とか美とかを弁え、
それを取り入れて楽しむ」(魯山人)‥‥
心のゆとりをもつ雅美生活を送れるのは素晴らしいことです。
1)時代溜丸茶盆
2)早川尚古斎 千歳盆
3)中川哲哉 乾漆六方内朱盆
4)松木地四方入角茶盆
5)木地盆
6)赤塚自得 梅花文菓子盆
等々…
http://www.kurodatoen.co.jp/current_exhibition/
※ ご売約戴いている作品もございます。
予め、ご了承ください。
しぶや黒田陶苑
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