2013年6月26日(水)〜7月2日(火)
10時〜20時
*最終日は〜16時
「竹と蒔絵で伊藤若冲をやってみたい」
2011年12月、我々の想いをお伝えすると、
プライスさんご夫妻は、
ご所蔵の作品を題材にした創作を、
こころよくお許しくださいました。
その本歌は、現在東北3県にて開催中の
東日本大震災復興支援特別展
「プライスコレクション
江戸絵画の美と生命
−若冲が来てくれました−」に展示されています。
日本の未来を背負う子どもたちのため、
そして、日本美術・日本工芸のため、
ご尽力されているお二人の情熱におこたえできるよう、
「現代の若冲」に挑戦しました。
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event3/index.html#os2105
高島屋日本橋店・6階 美術画廊
〒103−8265
東京都中央区日本橋2丁目4番1号
TEL.03−3211−4111
今、目の前には木地が積んであります。
来年のどこかで塗り上げるために、
昨年発注してあったものです。
まだまったく手を付けていないので、
「木」本来の表情を残しています。
アトリエの空間に「木」の匂いがして、
木目を身近であれこれ眺めていると、
なんだか幸せな気分になるのですね。
「木」そのものに味わいがあり、
それだけでもう充分なのであれば、
何も敢えてそこに漆を塗る必要があるのか?
と思ってしまうような人間だけど…(冷汗)。
ま、それでは「下地ワークス」は出来ないから。
いつもの重い腰をどっこらしょと上げて、
そろそろ塗りを始めることにしましょうか(苦笑)。
さてさて、長い旅の始まり始まり。
小川マア
小関康子・喜舎場智子・木漆工とけし
2013年6月21日(金)〜30日(日)
12時30分〜19時
陶作家の小関康子
彫金の喜舎場智子
漆器の木漆工とけし(渡慶次弘幸&渡慶次愛)
この4人の作品がShoka:へやって来る。
Shoka:の仕事を通して、
様々なものと作り手に会ってきた。
その中でも、この4人の作品の共通点は、
変化のまっただ中にいるということ。
つぼみが開いてゆく寸前の力強さを、
彼ら自身と作品から感じることが出来る。
自身の感覚を開き、
思考を解き放って素材を見つめ、
触れて、自分の感覚を頼りに、立体へと仕上げてゆく。
時に仕上がりをコントロールしたり、
自分の手の及ばないものへ委ねたりしながら、
完成へと向かう。
暮らしはものづくり中心で、
作られたものからは、
つぼみからこぼれる香りのように、
彼らの今を感じることが出来る。
こんなに打ち込めることに出会えて、
なんてしあわせな人達なのだろう。
Shoka:
〒904−2173
沖縄市比屋根6−13−6
TEL.098−932−0791
2013年6月15日(土)〜22日(土)
13時〜18時
火曜日休み
在廊日:15日(土)&16日(日)
漆膜の不思議は、
充分な硬度があるにもかかわらず、
手で触れると柔らかさと温かさを感じるところで、
敏感な唇にはなおさら心地よい。
その柔らかさと温度を最も豊かに味わえるのが、
「漆匙」だと思う。
塗師として独立して20年になりました。
これまで、ベッドや箪笥など大きな家具から、
子ども用の小さな箸まで、
塗れるものはなんでも塗ってきましたが、
匙が大きな課題でした。
漆の匙でかっこいいものを作るのは、
なかなか難しいのです。
今回は木地だけでなく、
4年前の「仏手」展の経験を生かして、
脱乾漆技法でも素地を作ってみました。
ヨーロッパ中世の匙、高麗の匙の写し、
いずれもオリジナルは金属ですが、
脱乾漆技法によって、
木地では不可能な繊細さと堅牢さを、
両立させることができました。
約50種類、
満を持して「漆匙」だけの展覧会を神戸で開きます。
草灯舎
〒650−0024
神戸市中央区海岸通3−1−5
海岸ビルヂング206号
TEL.078−331−9187
2013年6月8日(土)〜15日(土)
11時〜19時
Bienio
〒451−0045
名古屋市西区名駅2−23−14
VIA141−1F
TEL.052−587−2230
2013年6月8日(土)〜23日(日)
11時〜18時
会期中無休
在廊日:8日(土)
無性に「木札」をつくりたくて、
しょうがないのだと言う。
お干菓子がのる小さなものから、
前菜を盛れる長いものなど、
遊び心たっぷりにもくもくと彫る、
新宮さんの姿が想像できます。
木札本来の意味とは離れ、
新宮さん独自の感覚で、
オブジェとして、お皿として、
季の雲の空間に並びます。
インスピレーションは、
李朝の糸巻きであったり、
アフリカの原住民族が生み出す模様であったり、
抽象的なデザインは、
現代生活にもぴったり合いそうです。
もちろん、お碗、お皿、箱もご覧いただきたいと、
電話口の新宮さんから、熱い想いを受け取りました。
季の雲では3回目の展覧会、どうぞお出掛けください。
季の雲
〒526−0031
滋賀県長浜市八幡東町211−1
TEL.0749−68−6072
このところ、糊を作っていました。
下地塗では漆と糊を合せて使いますが、
その糊は自分で作っています。
産地にいる場合だと米糊を売っているので、
必要な時に買いに行けばOKなのですが…。
東京にいる場合だとそうはいかないから、
国宝修理などに使用する生麩粉を、
水で練りながら煮詰めていきます。
ネットリしたいい塩梅になるまで、
焦らずに弱火で鍋の糊を掻き回すのです。
ほんのちょっとした水分の飛ばし加減で、
漆と合せた時の粘りが変わってきます。
うまく仕上がった時は嬉しいけれど、
あまり納得できない具合の時には、
再度初めからやり直すこともあって…。
結構、気を遣う作業とも言えるのです。
根本的にはこういうディテールが、
最終的な『下地ワークス』を形成している訳だし、
誰かの目には触れないとしても、
ボトムがしっかりしていなければ、
納得できる仕上がりにはなりませんから。
とは言え、僕としてはなによりも、
シンプルな作業の繰り返しが好きなんですよね。
小川マア
2013年6月5日(水)〜10日(月)
11時〜19時
会期中無休
昨年で古稀を迎え、
椀を中心に、
日常の器を作り続けて、
四十年になりました。
初心の想いを大切に、
これからも制作に歩んでまいります。
高橋敏彦
真樹庵
〒213−0011
川崎市高津区久本1−16−21
フィオーレの森内
TEL.044−852−2529
TEL.044−888−1973