− 藤崎誠先生を偲んで −
2013年7月19日(金)〜21日(日)
11時〜18時
先生は京都市立芸術大学において、
木地の制作から漆の塗り工程までの一貫制作を指導し、
優れた芸術家を数多く輩出されました。
また芸術家として作品を発表し、
数々の賞を受賞されました。
海外でも展覧会への出品や、美術大学において
日本の漆芸の紹介の講義やワークショップを行うなど、
漆の魅力の普及に努められました。
舎林
〒545−0052
大阪市阿倍野区阿倍野筋2−4−41
TEL.06−6624−2531
FAX.06−6624−2531
http://www.u-syarin.com/
+
藤崎先生と舎林
「漆教室の先生は、藤雲燭僕蠅瓩А繊
酔っぱらった山本英明さんの一言が、
藤雲萓犬箸慮羆錣了呂泙蠅任靴拭
まったくの初心者対象の漆教室の指導をお願いした時、
先生のお返事は『本物の材料を使って、
伝承された技法を教える教室なら、手伝いますよ。』
たったそれだけでした。
何の準備も出来ていなかった漆教室を
一から立ち上げて下さり、
2004年10月から教室は始まりました。
指導は厳しく何度もやり直しで
なかなか作業が進まない事も多かったようですが、
作品が出来上がったときは
『使い始めはまず教室で』と先生の手料理が
美しく盛り付けられお酒も進み、
なごやかな宴会が開かれていました。
教室は今も先生の思いを引き継いだ先生方と、
漆大好きの生徒さんたちによって続けられています。
2005年9月から「うるし椀の会」が始まりました。
第1回のゲストの山本英明さん以後、
2012年12月の佐竹康宏さんにご尽力頂いた
「奥会津の木地師」映像鑑賞会まで、
全28回の「うるし椀の会」が開かれました。
この会は先生のたっての希望で始まった会でした。
それだけに、先生なしではとても続けていけないと
思っていましたが、
『藤雲萓犬了廚い里海發辰寝颪
やめてしまってはだめ、みんなで続けましょう』
と言ってくださる方々に支えられ、
2013年3月に再開しました。
先生はあまりにも突然に逝ってしまわれました。
ぽっかり空いてしまった穴をうめるには、
まだまだ時間がかかりますが、
先生が大事に育ててくださった「うるし椀の会」と
「漆教室」を私たちも大切に守っていきたいと思っています。
最後になりましたが『藤雲神萓犬鮗鼎鵑如抒催にあたり、
大きなお力添えを頂きました、
藤閏子様、山中晴夫先生、栗本夏樹先生ほか、
皆々様には心より御礼申し上げます。
山田冨美子(舎林)
+