2014.08.24 Sunday
サイト・トップページ:写真に関して
最近質問されたことに、お答えしておきます。
サイト・トップページに流れている写真に関して、
「あれは何ですか?」というメールをいただきました。
注:「ブログ」ではなく「ホーム」の方です。
1)
朱色のお椀は、奥田達朗さんの合鹿椀です。
ごくごく初期に作られたものでしょうか。
晩年のお椀に較べると、まだ随分ウブな味わいです。
奥田さんが作られた漆の器はどれもそうなんだけど、
おっとりとしていて優雅で気品があるのですね。
天上を自由闊達に駆け回る奔放さがあります。
そういうお椀には、なかなか出会えないのですが…。
ちなみに置かれているのは、僕の作業台の上。
向かって右に見えているのは、いつも使う漆ベラです。
2)
これは『下地ワークス・カルト』2点。
シリーズの最初の時期に作ったものですね。
ベースになっているのは、手漉きの美濃和紙。
これを漉いてくれたのは保木成敏さんですが、
彼は昨年12月に46歳で亡くなってしまいました。
まだ僕の手元には彼が漉いてくれた和紙があるので、
今後、少しづつでも完成させたいと願っています。
僕が心から「使いたい」と願うもの、
あるいは心から「作りたい」と願うもの、
それには常に「鎮魂」が込められています。
小川マア
サイト・トップページに流れている写真に関して、
「あれは何ですか?」というメールをいただきました。
注:「ブログ」ではなく「ホーム」の方です。
1)
朱色のお椀は、奥田達朗さんの合鹿椀です。
ごくごく初期に作られたものでしょうか。
晩年のお椀に較べると、まだ随分ウブな味わいです。
奥田さんが作られた漆の器はどれもそうなんだけど、
おっとりとしていて優雅で気品があるのですね。
天上を自由闊達に駆け回る奔放さがあります。
そういうお椀には、なかなか出会えないのですが…。
ちなみに置かれているのは、僕の作業台の上。
向かって右に見えているのは、いつも使う漆ベラです。
2)
これは『下地ワークス・カルト』2点。
シリーズの最初の時期に作ったものですね。
ベースになっているのは、手漉きの美濃和紙。
これを漉いてくれたのは保木成敏さんですが、
彼は昨年12月に46歳で亡くなってしまいました。
まだ僕の手元には彼が漉いてくれた和紙があるので、
今後、少しづつでも完成させたいと願っています。
僕が心から「使いたい」と願うもの、
あるいは心から「作りたい」と願うもの、
それには常に「鎮魂」が込められています。
小川マア
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