2015(H27)年5月2日(土)〜5月10日(日)
11時〜19時
会期中無休
作家在廊日:5月2日(土)・3日(日)
4日(月)・5日(火)
鎌田克慈さんは、フォルムに対する自分の美意識にこだわり、
『乾漆』という技法を用いて漆器を制作しています。
微妙に揺らいだライン。薄くシャープな今様の形。
選び抜いたフォルムを原型にして麻布を重ね、
漆で固める『乾漆』と言う技法だからこそ可能になる、
鎌田さんならではの漆の器です。
心地の良い有機的なバランスをねらって粘土で形を整え、
素焼きにした陶器を原型に乾漆の器を制作していた鎌田さん。
今、新たなシリーズが加わりました。
それが今回のD.M.作品です。
「かつてから中国の宋の時代の磁器が好きでした。
その輪花の形を模して乾漆の器を作ってみました。
この先、いろいろな輪花のシリーズの展開も暖めています。
また艶のある仕上げの蓋物など、
ハレの器を意識した新作も作りました」と。
見慣れている漆器の印象に捕われず、
シャープで緊張感のある漆器という新しい方向を目指し、
日々挑戦している、鎌田さんの意欲的な個展です。
http://savoir-vivre.co.jp/exhibition/4035.html
サボア・ヴィーブル
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